2025/01/15
わかりやすく解説!<夜勤手当とは? 深夜手当とは?>違いや適用される時間
①.夜勤をするともらえる手当
夜勤の仕事をすると、労働基準法で定められた手当を受け取ることができます。
夜勤の手当には、主に以下のものがあります。
☆深夜手当
☆夜勤手当
☆宿直手当
深夜手当は正しくは「深夜割増賃金」といい、労働基準法37条で夜勤者に対する支払いが定められている手当です。
深夜の労働は昼間よりも従業員の負担が大きいため、通常より高い賃金が適用されます。
深夜手当と混同されやすい「夜勤手当」は、企業が深夜勤務者への手当として独自に設定している手当です。
深夜手当とは違って支払いに義務はありません。夜間に勤務する社員へのねぎらいという意味合いが大きく、支給するかどうかは会社により異なります。
また、夜勤手当がどのような形で支給されるかも企業によって異なりますが、
「夜勤一回につき〇円」と固定で支払われるケースが一般的です。
夜勤で受け取れる3つ目の手当てが「宿直手当」です。宿直は、会社に宿泊することを前提に勤務するため、夜勤とは違って睡眠を取る場所の準備が必要になります。宿直は法定労働時間外のため、労働の必要はほぼありませんが、緊急時の対応や見回りなどのケースで適用されます。
②深夜手当が適用される時間
深夜手当(深夜割増賃金)は労働基準法第37条※⑴で以下のように定められた制度です。
※⑴ 使用者が、午後十時から午前五時まで(厚生労働大臣が必要であると認める場合においては、その定める地域又は期間については午後十一時から午前六時まで)の間において労働させた場合においては、その時間の労働については、通常の労働時間の賃金の計算額の二割五分以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
【まとめ】
今回は夜勤にまつわる手当と、夜勤の求人のチェックポイントについてお伝えしました。
夜10時から午前5時までの間に仕事をした場合は「深夜手当(深夜割増賃金)」が必ず支払われます。一方、企業によっては深夜手当以外に「夜勤手当」が支給される場合もあり、同じ夜勤でも得られる賃金はまったく異なります。
夜勤の仕事を探しているのであれば、手当について理解を深め、自分が希望する条件に合う求人に応募するようにしましょう!
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